新宿ダルク コア自立の家「ご利用ガイド」
【事業目的】 薬物依存症者に身体的・精神的・社会的援助を提供することによって、依存症からの回復を手助けし、将来の社会的自立を目指した、薬物を使わない生き方のプログラムを実践していきます。 また回復するための場所と時間を創出し、回復している仲間(スタッフほか)と間近に接しながら、12ステップ(回復の指針)に基づいたプログラムによって新しい生き方の方向付けをし、各地の自助グループ(NA等)につなげていきます。 【事業内容】 (1) ナイトケア事業 定員15名 24時間サポート体制 (2) 相談支援事業 平日 9:30 ~ 18:00 (3) 地域におけるメッセージ活動 随時 (4) 予防啓発活動 学校他講演活動・刑務所講演 |
(1) デイケア事業 週間スケジュールに従って回復プログラムを実施
デイケア事業プログラム
(2) ナイトケア事業概要
精神病院あるいは刑務所から直ちに社会生活に戻った場合、薬物を再使用する割合が高く、 また例え再使用しなくても、社会復帰をするにはかなりの困難が伴う。 その困難を乗り越えるためには、同じ病気を抱えた仲間との共同生活によって、互いを鏡とし、 共感と思いやりを感じながら、孤独に陥らない環境を保つ必要があります。 当中間施設(刑務所・精神病院から社会への架け橋となる)では、自らの病気を認め、 自助グループ(NA等)に通う生活に慣れ、社会復帰後も継続してゆく回復のプログラムを学んでいきます。 また、ジョギングなどのスポーツプログラムを取り入れ、心と身体の健康回復を目指します。 プログラム修了者に対しても、夜間緊急連絡やサポートを行っていきます。 ≪内容≫*個別相談 *自立生活に向けた援助生活 *生活指導 *金銭管理 *健康管理(緊急時の対応)*就労援助 |
(3) 相談支援事業概要
本人と家族からの相談を受け、問題を整理します。 * 本人に対しては薬物を止め続ける動機付けをし、医療・リハビリテーション・自助グループ(NA等)につなげる窓口になります。 * 家族に対しては、薬物依存症者本人との関わり方を見つめ直してもらい、家族の自助グループ(家族教室等)に参加するための窓口となります。 ≪内容≫ * 電話相談 *個別相談(本人・家族) * 関係機関との連携活動(医療機関・福祉機関・司法機関・教育機関等) |
(4) 地域におけるメッセージ活動
地域で薬物関連の問題で悩む人たちに対して、精神病院等に回復の希望が持てるメッセージを運びます。 また当事者の体験談を発表するような集いを開催し、地域の中でいまだ治療の糸口が つかめず苦しんでいる薬物依存症者に回復のきっかけをつくります。 |
(5) 予防啓発活動
各学校や地域の団体等での講演活動を継続することにより、地域における薬物問題の予防、 特に10代の若年層が興味本位で薬物に近づくことを抑止すると共に、地域において薬物依存症の 回復者が出てくるような地盤を作る一端となる活動を継続していきます。 |
(6)家族のケア
「犯罪」という側面で捉えられがちな薬物依存の問題は、時として家族を社会から孤立させ、 家庭崩壊などでも苦しませます。そのような訳で、家族や周囲は薬物依存症者の問題に巻き込まれ、 心に傷を負った状態にあります。 当事者の回復を望むなら、家族や周囲の方々も自分が回復していかなければ、健全な家族関係を構築していくことが出来ません。 即ち、当事者の回復と家族の回復は両輪の関係といえます。 |
【施設体制】
【職員】 代表 石原 禎大 2ヶ所のダルクスタッフを経験の後、板橋・新宿ダルク コア自立の家の責任者に就任 スタッフ:36名 (スタッフは、ダルクプログラムによって回復した当事者が務めます) 【費用】 入寮費 1ヶ月目 ¥87,504(布団・自転車等初期費用 ¥20,000を含む) 毎月 ¥147,504 [内訳] 家賃 ¥53,700 共益費 ¥12,430 ケア利用料 ¥22,000 本人生活費 1日¥2,000 (食費を含む)×30日(¥60,000) 入寮費 2ヶ月目~ ¥87,504(布団・自転車等初期費用 ¥20,000を含む) |